大血川(おおちがわ)を
大蛇川(おろちがわ)とする
伝えがある。
集落をつなぐ
川をさかのぼると
水源に至る
そこに大神(大蛇)を祀り
祖神と交わる
交感する者として
豪雨、氾濫、洪水、大雪‥
水ノ神が暴れるを
鎮めるが統治者の役目であった
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| 大血川 洪水時 |
太古から
水にまつわる神性のシンボルは
しばしば
龍(辰)や、
蛇(巳)に見立てられる
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| 古代中国神話より 伏義と女媧(釣りと楽器の水神) |
辰+巳=巽=東南方位であり
妙法ヶ岳より見た大血川も
東南側に位置する
古くは山岳修験者の多くが
大血川に沿って
大陽寺ー(妙法ヶ岳)ー三峯社ー(雲採山)
をめざしたとされる。
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| 妙法ヶ岳ー大血川の位置関係 |
(また、東南方位は秩父神社と武甲山との位置関係でもある)
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| 秩父神社ー武甲(神体)山 |
(旧暦)春秋二期を貫く信仰軸には
【土用】
・蛇が土中から再生する(冬眠から醒める)
・死んで土中に入る(冬眠に入る)
つまり
人が、家を抜け出し
【山に登り】、一祭礼に参じ
【山を降り】、家路に着くまで
まるで
自然のサイクルと節目に併せた
人間の通過儀礼を
“脱皮”に準えたかのようでもある‥
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| 大血川谷の蝮蛇 ♀ |
家という平地
日常世界の平面から
縦軸の垂直方位へと
山を登る行為じたいが
個人の信仰に奥行きを与え
立体的な世界観を得るが為のものだったのかもしれない。
そして、
この閉塞な山塊で暮らすには
自然の律動を回転運動するがごとく
毎年の春夏秋冬をやり抜いたにちがいない
“Je parle avec mon corps, et ceci sans le savoir. Je dis donc toujours plus que je n'en sais. ”
ー常にあなたが知ってる以上のことを、あなたの身体は話す。
ワタシでなく
ワタクシという
遠近世界 perspectiveが
そこ、神の隠れ家‥





