野尻抱影著
『星の方言集 日本の星』(中央公論社)
に興味深い記述がある。
秩父吉田町の吉田風土記によれば
同地 城峯山は
将門が藤原秀郷と戦った古戦場であり
兵九千餘人を連れ
大血川の地まで落ちてきて
無明橋(むみょう)のほとりで割腹し
この血が流れ、川を満たしたという。
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| 大血川 無明橋 |
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| 新武蔵風土記 無明橋から大陽寺道中の図 |
洞窟に身を潜めた将門を
愛姫の桔梗が敵に密告したことに激怒し
姫を斬り捨てた。
これを、秀郷が憐れみ、
姫の首飾りを手にし上空へ放り投げると
これが、かんむり座の星となった。
将門の残党が吉田の地まで来て
伝えた話であると言われ
以来、“くびかざり星”と呼ばれる。
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| かんむり座(別称 くびかざり座 夏の星座) |
神デュオニソスは、ナクソス島でテセウスに置き去りにされ
身投げしそうになった王女アリアドネを救い
自身の妻とする際、玉の冠を贈る。
アリアドネが亡くなったとき、
これを天空に向かって投げた。
(ーーこれは、かんむり座の由来で
ギリシャ神話からになるが)
古今東西、重要なことは
アリアドネとは誰かでなく
あなたにとって、
アリアドネとは何ものかである。
was Ariadne ist!
Ein labyrinthischer Mensch sucht niemals die Wahrheit, sondern immer nur seine Ariadne



